バナナファームの町・タリー完全ガイド!①-タリーがおすすめな5つの理由

タリーのバナナファームの様子。バナナの房は半透明の袋の中に入っている。

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タリー(Tully)、クイーンズランド(Queensland)。ケアンズから140キロ離れたこの小さな田舎の町のガイドブックを、いつか書きたいと思っていた。僕はオーストラリア1年目に半年、2年目はほぼ1年タリーにいた(2014年末〜2016年末)。だから、この町への愛情は十分過ぎるほど持っていると思う。もし自分の持っている情報が誰かの役に立てば、それ以上に嬉しいことはない。ただし、すべての情報はいつか古くなるので、できるだけ自分で最新の情報を調べるようにして欲しい(ちなみにタリーの最新情報を逐一アップしていく予定はない)。情報が間違っていても責任は一切負わないので、そのつもりで!

 

1.タリーをすすめる理由

僕が1年半住んでいたホステルから見た町の眺め。砂糖工場の煙突が遠くに見える。

 

タリーはバナナファームの町として有名だ。オーストラリアにもう一年滞在できるセカンドイヤービザ(以下セカンドビザと呼ぶ)の取得を目指す人なら、その名前を一度は聞いたことがあるだろう。ここで約3カ月働くと、そのビザを取得する権利を得られる(セカンドビザの詳細は他のサイトを参照)。もちろん、オーストラリアにファームは数え切れないほどある。どこで働いても、ビザが取れれば同じなのかもしれない。それでもなお、タリーをすすめたい理由が僕にはある。分かりやすい理由を5つ挙げよう。

 

①一年を通して仕事がある

継続して働きやすいから、セカンドビザを取りやすい。他の地域、例えばカナナラ(Kununurra)では、1ヶ月とか2ヶ月ごとに仕事を変えている人が多かった。そうした地域に比べると長期間同じファームで働けるので、セカンドビザを取りやすい。仕事を得るまでの期間は平均2~3週間ほどだから、余裕を持って来るといい(6ヶ月あれば十分だと思う)。一年目残り4ヶ月で来て結局セカンドビザが取得できなかった人もいるから、余裕を持つこと!おすすめなのが、オーストラリア生活初日にタリーに来て仕事を探し、セカンドビザを取得すること。そうすれば、後は好きなことができる。

 

②貯金ができる

給料がそこそこ良くて、浪費する場所がないから貯金ができる。ちなみに皆の平均給与は週に4~5日働いて600~800ドル程度。半年間休みなく働いた場合の総収入は、大体15000ドル~20000ドルである。ここから税金や年金、生活費が引かれるが、それでも節約すれば十分に貯金できるはずだ。歩合制でなくて時給制のファームが多いのも魅力だ(時給21ドル~)。

 

③気候が温暖で過ごしやすい

真夏(12月~1月)は最高で40度近くになるが、冬でも15度~20度くらいはあるので、基本的には過ごしやすい気候である。年にもよるが、2月か3月くらいから雨季が始まり、冬にかけてしばらく続く。冬は肌寒く、バナナの量=仕事の量が減る。春頃には暖かくなり仕事も増えてくるので、9月か10月~12月にタリーに行くのがベストだと個人的に思う。

 

④様々な国籍の人に会える

オーストラリア人だけでなく、ヨーロピアン、アジア人、北・中南米から来ている人など、世界中の人達と会うことができる。だから良き場所を見つけられれば、リアルな英語を学ぶのに最適の場所である。しかもタリーは小さい町で、人と話す以上の娯楽はないから、誰もが出会いの機会を求めている。もちろん出会えるかどうかは、住む場所と、その人の社交性にかかっている。

 

⑤車で約30分圏内にビーチや滝があり、ケアンズまで2時間の近さ

町には最低限のものしかないが、週末に友達とビーチや滝へ遊びに行ったり、ケアンズまで出かけることも難しくない。タリー川でラフティングをしたり、登山をしたり、誰かの家でパーティをしたり、やれることは沢山ある。タリーでの生活を楽しめるかどうかは、すべてその人次第である。

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2.人生で必要なことは全部タリーで学べる

ホステルの仲間たち。英語だとFamilyとかFamと言う。

 

以上が、タリーをすすめる5つの理由である。タリーは小さい町だ。同じくバナナで有名な隣町イニスフェイル(Innisfail)なら、マクドナルドもKFCもあるし、バーもタリーより多いと思う。でもイニスフェイルに無くて、タリーにあるものがある。それは人との密なつながりである。イニスフェイルが一学年10クラスある学校なら、タリーは一学年4クラスしかない小規模な学校だ。話したことは無くても見たことがある奴らばかりだし、行く場所も大抵一緒だから、必ずどこかで誰かと顔を合わせる。しかも皆同じバナナの仕事をしていて、同じようなところで寝泊りするわけだから仲良くならないわけがない。いうなれば、先生のいない全寮制の学校、それがタリーである。そして、タリーでは金曜の夜だけでなく、毎日がドラマだ。良き場所に良き人達といれば、毎日何かしらの出来事が起きる。そのゴシップについて話すのが、タリーでの最高の娯楽の一つである。いつだったか、スコットランド人のジョンが「タリーでは毎日がドラマだったけど、シドニーはそうじゃない。タリーに帰りたい。」と言っていた。それは多分、タリーを離れたときに分かることなのだと思う。

僕はこの最低限のものしかないタリーの生活の中で、自分にとって何が大切か気づくことができた。高い服も立派な家も、カッコいい車も僕には必要ない。良き人との良き時間さえあれば、人生は十分に豊かだ。それは大都市の生活の中では見え辛くなってしまうのだけれど。だから、タリーは僕にとって、禅寺のような場所だったように思う。何もないところで、ひたすら自分と向き合える場所、それがタリーなのである。

 

以上でタリーガイド①を終わりたいと思う。僕は日本の皆に忘れられない経験をして欲しいし、その助けになればと思ってこのタリーガイドを書いているので、もし参考になったら広告のクリックをお願いします。何も買わなくていいので!笑 次回はタリーへの行き方について書く予定!
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